ど~も、アグリです
最近のいいなぁと思ったワード
「むずかしいことをやさしく,やさしいことをふか く,ふかいことをおもしろく,おもしろいことをま じめに,まじめなことをゆかいに,ゆかいなことを いっそうゆかいに」(井上ひさし)
という事で、今日も果樹雑談!
マッチョな樹と虚弱体質な樹
3月頃から始まる苗木の定植。
この最初の苗木の仕立て方、育て方ひとつで
樹の体質が決まるって知ってますか?
樹も人間と一緒
樹も人間と一緒で、栄養や薬剤を必要以上に与えると、その環境に適合した樹になってきます。
植物を育てる時に使われる資材を人間に例えると、
- チッ素肥料 ステロイド
- 農薬 予防注射や風邪薬
- 水 主食
- 温度 生活環境
チッ素肥料は人間の世界でいうステロイド、
農薬は人間でいう予防注射や風邪薬、
水は人間でいう主食、
温度は人間でいう生活環境に値すると考えています。
ですので、植物で一番大事なのは人間と一緒で日々の主食(水)と良い生活環境(温度)と思っております。
しかし、現在の基本と言われる栽培方法では窒素肥料を与えます。
それは植物が元気になるからです。これは間違いない事実です。
しかしアグリが先ほど言ったように窒素肥料=ステロイドなので、
植物が元気になるのと引き換えに代償があります。
外的環境に弱くなり、成果物も腐りやすく、えぐみが増します。
ですので、肥料と農薬はセットで使って初めて成り立ちます。
窒素肥料を使えば元気になると言いましたが、正確に言えば見た目が元気に見えるです。
この栽培方法は、量産化できる農業の技術進歩ですばらしい仕組みだと思います。
でも、この作り方では免疫力が弱く虚弱体質な植物になると思ってください。
苗木の植え方からみる樹の体質
苗木を植える時に、
根を真っすぐに植えるのか、
横に広げて植えるのかでも樹勢が変わってきます。
簡単に言えば、根を真っすぐにして植えれば樹勢は強くなり
横に広げて植えれば樹勢は弱くなります。
なぜかは次回に!!