果樹で花や芽を意図的につかせる方法
どうもアグリです!!
最近はようやく秋らしい気温になってきて、過ごしやすい時期になってきましたね。
そうそう、これ仕事をするうえで覚えておいたほうがいいポイント
人は性格よりも行動で決まる。
相手と付き合うかどうか考えるとき、
見るべきは相手の行動だ。
相手がどんなに良い職業でも、
一見性格が良さそうに見えても、
その行動がしっくりこなければやめておいた方がいい。
こういう相手と付き合うと後で必ず後悔する。
ということで今回は全く関係ないですが、
『果樹で花や芽を意図的につけさせる方法』について!!
環状剥皮(かんじょうはくひ)と断根
「環状剥皮」って聞いたことはありますか?
果樹をしている人じゃないとあまり聞きなれないワードかと思います。
ブドウやキユウイフルーツでよく使う方法なのですが、
環状剥皮とは簡単に言って
木の皮(師管)を傷をつけたり剥がしたりして、
強制的に花芽をつけやすくする方法です。
あくまでも木の皮だけです。
これはみかんでも応用できます。
やり方は、
こういった道具、環状剥皮ナイフ
等で樹皮をぐるっと一周切ります(枝でも幹でも良い)。
この一周切るときに最後まできちんと切れていないと効果が薄いです。
みかんの場合は樹皮を剥がす必要はありません。
あくまでも樹皮がぐるっと一周切れていれば効果があります。
この方法は花芽分化を促進し、花芽着生を良好にするために行うものなのですが、
樹を傷つけるのでデメリットがあります。
それは、樹勢の低下です。
環状剥皮をすることによって花芽はつきやすくなるのですが、樹勢が落ちます。
ですので、元々樹勢が弱い樹の幹に環状剥皮をすると、樹が枯れたりすることがありますので注意してください。
枝だけでも環状剥皮をしたら効果がありますので部分的にするのもOKです。
環状剥皮の原理を簡単に言ったら、
環状剥離したところから上の植物ホルモンや栄養素が貯まるので
花芽が着きやすくなると理解してください。
(今回は原理原則の詳しい中身は省きます。)
そして、この応用が芽傷入れです。
芽傷を少し入れることによって芽を出させたい場所に出させる方法です。
もう一つ
断根とは
断根です。断根とは読んで字のごとく根を断つことによって、
花芽をつかせやすくする方法です。
これも、原理原則は環状剥皮と同じです。
ようは、根を切る事によって根に行くはずだった
植物ホルモンや栄養が樹の上部に貯まってくることによって、
花芽をつかせやすくしているのです。
断根の場合も注意するのは樹勢の低下です。
花芽がついてもセット率(花が落ちずに実になる率)が落ちたり、
根を切っているので樹が枯れたりします。
やるときには十分注意してください。
今回はこの2つの花芽を意図的につかせる方法を紹介しました。
ではではまた次回