今回は、前回の続き
苗木を植える時に、
根を真っすぐに植えるのか、横に広げて植えるのかで樹勢が変わってくるのはなぜか!?
という事で、樹勢が変わるのはなぜだろう?
根の植え方で樹勢が変わるのはなぜ?
【根を縦にして植える場合】
植え付けの際に根を縦にして植えると、
縦にして植えた根がそのまま下へ下へと根を伸ばしていき直根が出ます。
その為、土の深くに根が入り水を常に吸っている状態になります。
土の深層部はよほどのことがない限り乾燥しません。常に保湿された状態を保っています。
ですので、そこに根が入ると樹が水を常に吸える状態にあるので
樹の樹勢がよくなるということです。
【根を横にして植える場合】
逆に植え付けの際に根を横に広げて植えると、
そのまま、横に根が広がっていき、土の表層上に根がはります。
その為、天気に左右され、晴れが続けば土が乾くので根が水を吸えません。
ですので、樹勢が弱くなる傾向になります。
根の植え方結論
結論からいえば、根を縦に植えたら樹勢が強くなる傾向にあり
根を横に広げて植えれば樹勢が弱くなる傾向にあるということです。
ですので、樹勢を決める一つの要因は
根が常に水を吸える状態にあるか、ないかによっても決まるということです。